「左官」 それは、鏝(こて)と職人の技を頼りに、建物の壁や床などを塗り、最終仕上げをする職人のことです。建築現場には、大工とともに欠かすことができない存在です。
日本の伝統的な技術職である左官の歴史は古く、日本建築を支えてきた重要な仕事です。
しかし、近年では建築手法や素材の多様化により、大型ビルや商業施設など、仕事の幅が大きく広がっています。
また、芸術性が高い左官の技術は、海外でも高く評価されています。
この仕事は”仕上げ”という責任ある役割を担うため、難易度も高いです。
だからこそ、腕を磨いていくことで一生モノの技術を身につけることができます。
自分の手掛けた仕事がカタチとなり、長い年月にわたって人々の生活の中で残り続けること。それこそがこの仕事のやりがいです。
井場工業所は、前身の「井場左官工業所」から75年、法人化から43年を迎えます。
岡山県北部でコンクリート造りの大型建造物が少なかった創業当初、津山市内で「大型の総合病院」が建築されるのを知り、左官の仕事ができる人材を集めたのが井場工業所の始まりでした。初代代表は、技術には厳しい人で、良いものをお客様に届けることを大切にする人でした。
そして、時代は高度成長期、先代の代表は、お客様だけではなく、働くひとりひとりを大切にしたいと、当時では珍しく、社会保険などの福利厚生や安全面にも力を注いでいました。
また、その頃から、大型建築物を中心に各ゼネコンの左官下請けをしていました。
現在は、大型物件の案件から、左官の技術を活かし、防水や各種仕上げ工事を中心に受注施工しています。
研ぎ出し
床コンクリート押土、下地
床セルフレベリング
ジョリパッド仕上げ
玉砂利仕上げ
しっくい仕上げ
珪藻土壁
砂壁
壁モルタル仕上げ