昭和55年に井場工業所に入社して、それからずっとこの会社で働いています。
井場工業所で受け持つ現場の多くは、大きなビルや病院、学校、建築関係の建物です。
私が仕事をする上で普段から心がけていることは、手直しのない、丁寧な仕事をすることです。
また、後輩をみて自分も負けないようにしようと思ったり、新しいものに対しても積極的に勉強したりして、技術を磨き、仕事に取り組んでいます。
私が左官をはじめた頃は、先輩の職人さんを見て覚えるという時代で、昔ながらのやり方でした。今は、細かい部分まで丁寧に教えていく姿勢があるので、その部分が昔と変わったと感じます。
井場工業所は、わきあいあいとしていて明るい会社です。
部長をしている人も若いので、若い人が入ってきても気軽に話をできる環境があります。
左官のやりがいは、自分の手がけた現場が、きれいになっていくところにあります。
自分の仕事が一生形として残っていく、そこが左官ならではの魅力です。
父が左官をしていて、小さいころからずっとみていて、後ろ姿がかっこいいと思っていました。父の会社でバイトをしている中で、井場工業所と出会い、この会社に入ろうと決めました。
今は、父を超えたいという思いがあり、この会社で左官の仕事を続けています。
この仕事の魅力は、完成した施工現場を見たとき、「ここは自分でやったんだな」とすごく達成感を感じられるところです。
井場工業所は、従業員同士の年は離れていますが、年が離れていても近く感じるくらい仲がよいです。従業員だけでご飯にいって、楽しく話をしたり、仕事以外の話も話したりします。
私にとって、社長は親のような存在です。なんでも相談に乗ってくれ、困ったときも助けてくれます。たくさんのことを教えてくれるので、尊敬をしています。
これからも、楽しく、形に残るものをつくっていく仕事をしていきたいです。
形に残るものを一緒に作り上げていきましょう!
最初は、おじいちゃんが左官をやっていて、左官ってどういう仕事なのかなという興味をもち、おもしろいな、やってみようかなという意欲が出てきました。
父からは、自分が好きなようにやりなさい、と言われていたので、日本に1つだけ兵庫県にある左官の専門学校に通い、実技や専門的なことを学び、卒業後、井場工業所に入社しました。
会社のインターンシップに参加した時は、緊張していたのですが、社長がすごく優しくしてくれ、従業員のみなさんも温かく、話していくうちに、ここだ、ここで頑張りたいと思いました。
出身が島根県のため、津山はゆかりがない土地で、不安はありましたが、楽しみな気持ちの方が勝ちました。仕事での作業や塗ること、岡山のいろいろなところに行くことが楽しいです。
専門学校で教えてもらったことより、現場で教えてもらったことの方がたくさん実践的な知識を得られます。専門学校で学んだことは無駄なことではないですが、それ以上に現場で学べるので、現場で作業するのは魅力的です。
まだ、入社したてで3週間、左官についても知識が浅いですが、塗る技術と左官の技術を学んで、腕を磨いて、現場を任せてもらえるような左官の職人になりたいです。